一つは実需、もう一つは投機、もう一つは介入。
実需取引とは例えば石油や、鉄鋼、小麦などドル建ての貿易取引の
支払いのためのドル買い、のような実際の経済活動の必要に迫られて行う取引です。
そして投機取引とは為替差益を狙い売買を繰り返すものです。
もちろん、私達がしているFXも投機取引です。
介入とは、日銀やFRBなどが自国にとって不都合と判断した水準に通貨レートが変動した際に巨額の資金を市場に投入する事で為替レートを
思惑のレートに近づける事です。
実需に関わるのは
貿易取引会社、輸出企業、輸入企業、銀行
投機に関わるのは
ヘッジファンド
政府系ファンド
個人投資家
介入に関わるのは
中央銀行
投機に関わる参加者は実需の動向を探り、市場の展開を予想します。
この投機の割合は全体の取引量の8割〜9割を占めるといわれています。
このように投機者の割合がとても多いため、いくら金利が下がろうと、各指標が悪く発表されていても多くの投機者がその通貨を買えばその通貨の価値は一時的に上がっていきます。
一時的な通貨変動をつかさどるのは金利や指標ではなくこうした市場参加者です。
ですが、一方で実需の需要、または金利差や指標などに影響され、市場ムードが通貨を一時的に下げようと上げようとファンダメンタル面により通貨が押し戻されていきます。
それに加え、投機者は利益を確定するために反対取引をしますから、結局、長期的にはファンダメンタルな面よりに通貨レートは収斂します。
ですから、短期取引をするなら為替ニュースや介入のニュースなどの
細かい情報を得て投機者の心理を把握する事が非常に大切です。
逆に長期的に取引をするならファンダメンタルな解析をしっかりやって
各指標や金利差と通貨の変動具合を比較しておけばいいでしょう。
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